会社と新入社員の希望配属先のズレ

皆さん、こんにちは!

人材育成を通して働く人のモチベーションを高め
職場のイノベーションを目指す企業をサポートする
教育研修プロデューサーの菊地修です

先週の金曜日から私用で遠方に出かけたので
ブログの更新ができませんでした

楽しみにしていた方には
申し訳ございませんでした

今日からまた
ほぼ日刊ペースでお届けしてまいります

今日のテーマは
「会社と新入社員の希望配属先のズレ」です

どうぞお付き合いくださいね

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採りたい人
配属したい部署
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先日、新規の企業から相談を受けました

新卒採用における
会社と志望者の間にある
希望配属先のズレについてでした

空前の売り手市場が続く今、
多くの大学生にとっては就職先を選び放題です

企業にとっては
優秀な人材を確保することが
重要な経営課題となっています

事業計画や
退職等による欠員の補充など
採用人数には目標が設定されていますから
人事部など採用担当セクションにとっては
目標数の達成が未達かが部門の業績評価につながっています

良いか悪いかは別として
日本の企業における採用活動は
学生の
・何が優れているか(何ができるか)
よりも
・どこ(出身大学や学部・学科など)か
が重視されています

つまり
基礎的な学力や思考力が学生時代に育っていれば
あとは採用後に育成する
という考えに基づいています
(大都市圏では特に)

ところが
今の売り手市場においては
学生が志望する入社後の部署と
採用側が充足したい部署(計画)との間に
ズレが生じているところが少なくないようです

たとえば今回相談を受けたのは中堅のIT関連企業で
・システム開発
・企画営業
・保守サポート
のセクションがあるのですが
システム開発と企画営業は志望する学生が多いものの
保守サポートは不人気セクション(笑)だそうで
採用に苦慮しているとのこと

何とか全体の採用目標数は確保できたものの
目標まで届かなかった部署もあり、
先日の内定式にたどりついたようです

学生たちは
複数社から内定をもらっていますから
「〇〇の仕事ができるなら、入社します」とか
「〇〇の部署なら、他社に行きます」となる

いわゆる「逆指名」ですね

こうした傾向について
私は
ある意味で良い傾向だと考えています

「どこの企業に入りたい」
ではなく
「何の仕事をしたい」
のか が明確になっているわけですから
「好きな仕事で頑張る」のは
幸せな人生と言えますからね

会社の規模や知名度で選ぶ「就社」から
自分の得意分野を活かせる会社を選ぶ「就職」へと
本来あるべき姿に近づいているともいえます

これは
大学のキャリア教育が功を奏しているのでしょうね

とは言うものの
採用する側の会社としては、
学生本人の「やりたい」だけではなく
適正や素養も見極めなければならないし、
充足が必要な部署もあるわけですからね

学生にあまり人気のない部署や職種の採用、
どうしたらよいのでしょうか・・・

検証すべきは次のことです

◎人気がない原因はどこにあるのでしょうか?
◎その原因は、会社の努力によって改善・解消できるのでしょうか?

原因が明らかで、
自社の努力で改善できるのならば、実践すればいい

原因は明らかでも
それが社会の風潮やイメージの悪さなどの場合は
自社の努力だけでは改善は困難な場合が多いものです
特に今のような超売り手市場では。

でも事業継続・発展には採用が必要な職種や部署ならば、
採用基準の緩和(出身大学などの枠を広げるなど)の必要があるでしょう

また、
人を集めにくい部署であっても
そこで仕事にやりがいを感じて楽しみながら働く人もいるはず

そういう人をリクルーターにして
学生個々の相談にのるしくみもあるでしょうね

学生にとっては
不人気=不安 
ですから
そのイメージと実際の違いをわかってもらう工夫も
できますよね

幸いにも
日本の企業は採用後の教育・研修システムが整っているところが多いので
本人にやる気があれば、入社後に育てていけばいいのです

要は、
その育成システムが完備されているのか、
育成の方法が効果を生むものなのか です

「やりたい」は
働くモチベーションの根源です

あとは、正しい育て方をすればいい

育て方を検証してみるといい

必要なら軌道修正すればいい

採りたい人材が
採りたい部署・職種ではないというミスマッチは
こうして解消していくしかないでしょうね

最後までお付き合いいただき
ありがとうございました

今日も
あなたも周りの人たちも
楽しく働ける1日でありますように

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