昨日、大学生の方とのサポートセッションがありました。
この方、
夏に教員採用試験を受ける大学3年生の女性で、
あるウェビナーに参加されたことがきっかけで
サポートの申し込みがありました。
私に試験対策ができるはずもなく、
お断りしようかと思ったのですが、
「試験合格という目標達成に向けて、心を整えていきたい」と言うので
サポートを始めたのが10月。
それから4か月目となったわけです。
彼女はセッションの効果として
「菊地さんからのフィードバックが自分に大きく影響している点」
をあげます。
前振りが長くなりましたが、
今回は
コーチングにおける「フィードバックの影響力」についてお伝えしますね。
コーチングは
コミュニケーションを通した対人支援手段の一つです。
1.傾聴と共感
2.相手の自問を促す質問
3.フィードバック
の3つがコーチに求められるスキルと考えられています。
1の傾聴・共感については
コーチングを学んでいなくても「聞き上手」の方はいくらでもいます。
コミュニケーションの基本中の基本ですね。
2の質問については要注意で
相手が
・自問しやすく
・視点を変える動機付けになり
・言語化を促すもの
である必要があると考えます。
ただやみくも質問したり
コーチングスクールの教えや関連本にあるような
「なぜ?」「どうして?」を使いまくるのでは
対話はまったく深まって(広がって)いきません。
ですから質問には
豊富なバリエーションとともに
一定のレベルのスキルが必要と考えます。
そして
私が何よりも大切にしているのが
3のフィードバックです。
コーチングにおいては
「答えは相手の中にある」もので
それを引き出すのが定石であり、
コーチは自分の考えを伝えない
(つまりフィードバックしない)とか
求められるまでアドバイスしない
と教える流派(?)もあります。
相手が
・無意識にしていること
・気づいてなかった才能・魅力
についてはフィードバックによって
発見や気づきを与えることが、
その後の対話の発展にも、
特にコーチと相手との信頼関係を深める意味でも
とても重要なスキルだと私は考えています。
フィードバックはもちろんプラスのことではありますが、
誉めるとか
ましてやおだてるのとは大きく違います。
本人は
誉められた面はある程度自覚できていることだし、
おだてには乗りません。
私が考えるフィードバックとは
相手が
驚きや感動を得られるものです。
自覚できてなかった自分の良さや才能をフィードバックされたら、
それは驚きとともに心に響き、
小さな自信が生まれるものですから。
そして、それは前進の原動力になります。
一方で、
フィードバックが相手にとって驚きに値しない場合、
コーチのフィードバックへの不安を抱えることにもなります。
ですから
良くも悪くもフィードバックは最強の影響力を持つのです。
このフィードバックをするために
傾聴・共感を繰り返し
相手からアウトプットされた言葉だけに集中して
質問を繰り出すことが必要なわけです。
コーチとの相性はもちろんあるでしょうが、
多くのクライアント(相手)との間で効果を生み出しているのは、
フィードバックスキルの高いコーチであることは確かです。
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今日はこの辺で