こんにちは
BRAVO!エデュケーションズの菊地修です
今週は(月)(火)がクライアントとのセッション、
(水)から(金)は顧問先の研修指導で仙台に行ってきました。
6月は毎週、仙台で研修指導だったりコーチングセッションが予定されていて、
月の半分以上、仙台で過ごすことになりそうです(;^_^A
今回の仙台はあいにくの雨模様でしたが、
雨に濡れた青葉通りの「青葉」がホントにきれいでした。
初夏ですね。
研修プログラムは<新任管理者研修>。
今回のブログでは、
研修で指導した「管理者の役割」についてお話します。
管理者に課せられる最大のミッションとは?
研修のはじめに、
「管理者となった皆さんのミッションは何ですか?」と聞いてみました。
・部下の業務管理
・業務遂行知識の指導
ということは、すぐに出てきました。
「他には、どうだろう?」
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何も、出ない。
これが、管理者になったばかりの人たちの実情なのでしょうし、
彼らが部下だった先日まで、
管理者から求められていたのは、
ひたすら業務に邁進することだけだったのでしょうね。
だから、
管理者としてもっと重要なミッションがあるのに、出ない。
働く人に課されていることとは?
働く人に期待されるのは、業務の精度を高めて成果を上げること。
その業務を進めるには、「知識」が必要であることは確かです。
知識がなければ、仕事はできませんからね。
でも、
新たな知識を得ようとしたり、
知識を活かして業務スキルを上げようとするアクションには、
そのベースに、もっと重要で不可欠なものがあります。
それは、
部下の働くことへの意欲。
常に高い意欲を持てればこそ、知識は生きる。
だから、
モチベーションアップによる部下育成が
管理者の最大のミッションなのです。
業務のほとんどの部分は指示・命令によってすすめられます。
すべての部下に指示・命令が周知徹底されていればよいのですが、
必ずしもすべての部下がこの状態にはならないのが一般的です。
指示命令に忠実に、
高いモチベーションを持って業務にあたってくれる部下ばかりならば、
管理者にとって、これほどありがたいことはありません。
しかし、そうじゃない部下も必ずと言っていいほど存在します。
「できない部下」を置き去りにしていませんか?
「できない部下」がいることを諦めていませんか?
「ほかのみんなはよくやっているのに、なんでお前だけが・・・」
こんなことで悩む管理者は世の中にワンサカします。
でも、
すべての部下が高いモチベーションで仕事しているチームや組織も実在するわけで、
それは、管理者が優れているからです。
部下のうち、
3割は極めて優秀な部下
5割は、まぁ及第点を与えられる部下
残りの2割は、使えない部下。
よく言われることですが、
これこそ、ナンセンス!
優れた管理者は「個」へのアプローチを実践している
昭和の時代と違って、努力とか根性論で部下は育たない。
働くことを含む人生観や価値観は近年、
ますます多様化しています。
それなのに、前述した上位8割だけが機能する画一的なアプローチしかしない。
それじゃぁ、いつまでたってもチームとしての業績は上がるはずがない。
できない部下(と評価する)人の「能力」を問題視する前に、
その部下と管理者の信頼関係の状態についてチェックする必要があるでしょう。
信頼関係とは、
相手のタイプに合わせたコミュニケーションによってのみ構築されます。
タイプとは、つまり「個」であるわけです。
どれだけ「個」に寄り添えるかが信頼関係づくりに大きく影響するし、
上司と部下の信頼関係が高ければ、部下の働くモチベーションも高まります。
管理者の中には、その「人柄」によって上手にアプローチできる人もいますが、
言うことを聞かない部下の育成に関心がない(育成が苦手な)管理者は、
部下育成の手法を「スキル」として身につける必要があります。
管理者の「人柄」に依存してはいけません。
BRAVO!エデュケーションズの管理者研修では、
部下育成スキルを徹底的に養成しています。
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