人を評価する際の鉄則

皆さんこんにちは

BRAVO!エデュケーションズの菊地修です

今日も、

「もっと良くなりたい人」「目標に向かう人」の背中を押します。

 

東京など南関東では8月に入ってから雨が毎日降っていて、

連続降雨日数が、20数年ぶりの記録更新だそうです。

梅雨の間の7月は猛暑続きでしたが、

梅雨明け後の方が、逆に梅雨っぽい感じです。

なんか、気候が変わってきてますよね。

今日も空はどんよりで、

スマホに雨雲接近を知らせるアラームが何度も。

夏は終わってしまったのでしょうか。

 

来週と再来週は出張研修が続くため、

このブログの更新が今まで以上におろそかになりそうです(;^_^A

期待してくださっている方、どうかお許しを!

 

さて、今日のテーマは「人を評価する際の鉄則」です。

どうぞ、お付き合いください。

 

欠点ばかり見るんじゃなくて

良い変化を見つけるのが評価者に求められる

相手の欠点や短所だけじゃなくて、

長所や強みを見つけましょう・・・

こんなことは皆さんよく知っているでしょう。

 

同時に、

相手の長所や「良い変化(の兆し)」を認めることって、

実はとても難しいということもわかってらっしゃるんじゃないですか?

 

先日のことです。

僕の顧問先企業でお世話になっている部長から連絡が入りました。

その内容を簡単にいうと、

・A君は〇〇が全然できていない

・B君は自分の役割を理解できていない

・C君は部下育成の能力が低い

といったものでした。

「せっかく先生の指導を受けているのに、奴らといったら、まったくダメで・・・」

これは、

僕の指導力がクライアントの求める姿を達成していないということなので、

「私の指導の効果が十分じゃなくて、申し訳ございません」

とお詫びしました。

部長は、

「いやいや、先生の責任じゃなくて、彼らのやる気に問題があるんです」

と恐縮しきり、ではありましたが。

 

AさんもBさんもCさんも僕の指導対象ですから、

それぞれが自分の役割をどんなふうに認識し、

役割遂行上で抱えている不安や悩み、

現状への問題意識、

課題解決に向けた計画そして実行内容などについては、

これまでのコーチングを通してお互いに確認し共有してきています。

 

彼らへの部長の評価については、

「なるほど、部長はそのように評価してらっしゃるのですね」

「そうだとしたら残念ですね、今は」

と伝えました。

 

そのうえで、

僕は3人をどのように見ているかをお伝えしました。

現象面として、部長が言うことがあるのでしょう。

でも、

会社と私が確認の上で進めているゴールまでの取り組みを見たときに、

取り組み当初の3人の行動内容や認識は、確実に向上し良化しています。

それは、客観的な数値や事象の改善状態に裏付けられています。

ただ、

ゴールには、まだ到達していないだけで・・・。

 

現状の欠点が事実であったとしても、

優先すべきは<良い変化>への評価

もちろん、

目指すゴールに短期間で到達できるにこしたことはありません。

でも、

3人とも初めてのミッションを与えられ、

それを果たそうと具体的な行動を起こしている途中にあります。

まず第一に、

当初からの「良い変化」を見てあげませんか?

良い変化をしっかりと評価し、相手にフィードバックする。

そのうえで、

目指す状態と現状のギャップに気づいてもらい、

必要ならば軌道修正し、

期待していることを伝えていく。

そのことで本人たちは強い貢献感を持って、

さらに力強くゴールを目指すようになりますから。

部長に、そんなことを伝えました。

 

この部長とは10年来のお付き合いですから、

こちらの意図することを受け止めてくださって、

「そうですね、どうしても目につく欠点にばかり気がいってました」

「確かに3人とも、以前に比べたらずいぶんと良くなってる部分もありますもんね」と。

このような共通言語を持つクライアントさんには、こちらも助けられます。

 

 

皆さん、

もし立場上あなたよりも上の方から

「君はいったい何をやっているんだ?」

「いつまでそんな状態でいるんだ?」

といきなり言われたら、あなたの心はどうなりますか?

 

たとえその指摘が正しいものだったとしても、

その後のモチベーションはガタ落ちですよね。

それだけじゃなくて、

言ってきた相手への不信感(嫌悪感?)が募るだけじゃないですか?

 

欠点の指摘をするなら、

その前に良化した部分の評価をフィードバックする

相手の言うことを受け入れるかどうかは、

自分の心が決めます。

相手の言うことに、

自分の<心の扉>が開くか閉じるか、によります。

顔では、どんな表情でもできます。

人間って、すごい力を持ってますよね(笑)

まぁ、それはいいとして、

心の扉を開けてもらえれば、こちらの期待することに応えようとする。

心の扉を閉じてしまえば、こちらの言葉は心に入らない。

相手に心の扉を開けてもらうには、

良い評価(もちろん真実のことで、ヘタなお世辞はダメ!)を伝える。

そのうえで、

さらに相手も自分もよくなるためには・・・

とアドバイスすることです。

これ、評価する側の心構えであり鉄則です。

 

そのためには、

普段から相手の状態をよく観察し、

<良い変化>をしっかりと認識することでしょう。

 

悪い面を見るだけなら、誰だってできます。

人ってみんな、

もともとそういう観察力には長けているのですから。

 

現状よりも、

以前と比べた<良い変化>を評価してあげましょう。

 

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