部下が重い課長の悩み

皆さんこんにちは

BRAVO!エデュケーションズの菊地修です

今日も

人を育てる人を全力で応援します!

 

平昌オリンピック、熱戦が繰り広げられてますね♪

スキージャンプの高梨選手、

スピードスケートの高木選手など

日本勢のメダル獲得という嬉しい知らせが届きましたね。

たくさんの期待を背負って、

その重圧に耐えてのメダルですから

選手の皆さんは特に嬉しいことでしょうね。

平昌は極寒だそうですが、

暖房のきいた室内での観戦は

なんだか選手たちに申し訳ないような・・・(笑)

これからも期待の競技が続くようですから、楽しみです♪

 

さて今日のテーマは

「部下が重い課長の悩み」です

『課長の悩みシリーズ』第3弾(笑)

今日は僕自身の経験をお話しようと思います。

恥ずかしいんですけど。

今でこそ、

部下育成はこんなふうに・・・とか言ってますが、

会社員だったころ

部下にとってまったくダメな上司だった時代がありましたから(汗)

それが今の僕のリソース(資源であり財産)でもあって・・・。

どうぞお付き合いくださいね

 

昇進の満足と

新たな責任への不満足

僕は

会社員時代の30才の春、課長を拝命しました。

入社8年目での昇進は社内では早い方でしたが、

社内の組織変更に伴って課が増えたので

そこに置かれた格好でした。

仕事が好きで、

好きだから工夫も努力もあまり苦にせずしていたし

結果として

それなりの営業成績で業績に貢献できていたと言えるかもしれません。

その頃は、

「いつか昇進して昇給して、いい人生を・・・」

という型通りの希望を持っていたので、

課長昇進の内示をうけたときは、

純粋に嬉しかったです。

昇進を、

それまでの自分を会社に評価してもらえたことと捉えられたので、

大きな満足感もありました。

「これでオレの人生は順風満帆だ・・・」

とまで思ったように記憶しています(笑)

そこから始まる「新たな責任と重圧」などまったく不安に思うこともなく・・・

 

8名の課員と2名の課付き事務員さん、

そこに新卒者が4名配属され、

14名の部下を持つことになりました。

 

それまでは一社員で部下を持つこともなく、

後輩たちから求められれば

アドバイスしたり手伝ったりという程度で、

自分の業績だけ守っていればよかった。

でも課長になってからは、

部下の業績向上のための育成・管理、

課に課せられた業績目標達成に向けた自分自身の業績づくり、

8つの課どうしの目に見えない攻防から自分の課を守ること、

これが責任として私に課せられたものだから、

昇進から日がたつにつれて、

課長になったことの満足感など、消えてなくなっちゃいました。

 

「甘かった・・・」

「こんなはずじゃなかった・・・」

 

課長職に求められる責任と重圧の大きさを認識したときに

ため息とともに出た言葉でした。

 

そして、

「課長になんて、なるんじゃなかった」

と思うまで、多くの時間はかかりませんでした。

 

多くの新任課長がそうであるように、

僕もまた、

部下育成やチームワーク力づくりに、すごく苦労しました。

と言うよりも、

重かった。

 

部下は、

課長の言うことに無条件で従う(ハズだ)

自分と同じ考えで行動する(ハズだ)

僕の仕事の進め方を見てれば同じような成績が作れる(ハズだ)

ハズ、ハズ、ハズ・・・ぜーんぶ、ハズ(笑)

昇進当初に思い描いていた姿や課の様子が

ペシャンコに押しつぶされました、それもあっけなく。

 

ただの課員だった頃は部下にも上司にも言いたい放題だったし、

たまーに弱気になるときには同僚と一杯やりながら愚痴っていれば

不満や不安も解消できた(ような気がしていた)。

 

でも、

課長になったらそうもいかない(と勝手に思い込み)、

相談も(愚痴すらも)できなくなっていた。

 

あー

課長って孤独・・・って。

 

多分このころの僕の顔は常に暗かったんだと思う。

それが課のみんなにも伝わって、ムード最悪だったんだと思う。

その時は、そんなこと全く気付かなかったけど・・・。

 

部下たちの業績も上がらず(上がるような関わりもせず、か)、

課の目標数字は達成しなくちゃならないから僕が稼がねばならず、

もう、たいへんな毎日。

「なんでオレばっかり・・・」って思いながら。

 

でも、

とにかく、

部下には

自分が正しいと思う方法や関わり方で接し続けた。

それが、超一方通行だったなんてまったく疑うこともなく、でした。

 

あの頃を思い出すと、

ただメチャクチャ忙しくて

気持ちが晴れなくて

不満も出てきて・・・

でも走り続けるしかないと、

信じられるのは自分しかいないと(思い込んでた)。

 

周囲に弱音を吐くことを良しとしなかったから、

気持ち的には完全孤立の毎日で。

今できることは、自分が頑張ることしかない、と。

 

こりゃ、ダメ上司の典型ですよね。

 

 

良くなる気づきやヒントがほしいなら

立ち止まる勇気

今思うと、

あの頃の自分には

とにかく動き続けること以外に

状況を良くする方法はない

としか考えられなかったですね。

 

確かに

行動やアクションを起こし続けることは大事だけど、

自分の気持ちや考えの何も変えずに動くばかりでは、

同じところをグルグル回ってるだけで

状況は何も良化しない。

そんなことすら気づかなかったから、

課長としてストレスが溜まるだけ。

 

そこに気づくキッカケは意外なところにあったのです。

 

それが、あるコーチとの出会いであり、

コーチングの世界との出会いでもありました。

 

とにかく稼がなくちゃの毎日で、

当時住んでいた自宅マンションのちょうど真上に住んでいたのが弁護士さん。

娘と同じ年頃の子がいたことで、奥さんどうしの付き合いがあった(ようだ)。

この弁護士さんが大手事務所から独立開業するというので、

ロゴマークや事務所パンフレットの制作、

プロモーション企画など、

開業に向けた総合的企画支援のお仕事を頂いたことがあった。

(あ、僕、昔はそんな仕事の会社に勤めておりましたので(笑))

当時は弁護士会の内部規定でテレビCMは自粛していて、

今のような「過払い金は当事務所へ」的なCMはNGでしたけどね。

ま、その内容はいいとして、

その弁護士さんがマイコーチによるセッションを受けていて、

事務所に出入りする中で「コーチ」を生業にしている方とお会いできたんです。

コーチングという世界もまったく知らなかった僕は、

3人で食事をする機会に恵まれて、

「コーチングって何ですか?」とそのコーチに聞いてみました。

「じゃぁ、これから15分だけセッションしてみましょうか」って。

最初は事情聴取か能力チェックでもされるのかと構えていた僕は、

そのコーチが繰り出す質問に、

「あ、なんだろう? どんどん話してるよ自分」と不思議な感覚。

そこで僕を取り巻く環境の状態や

心の状態に

初めて向き合うことができたのです。

そして、

ものすごく狭くて限られた考え方や物の見方をしていたこと、

どうなりたいのか?

そのために今、優先的にすることは何?

できることは?

すぐにはできない(時間をかけてする)ことは?

あなたの課題なの?

部下の課題なの?

他にできることはある? できる?

・・・・・・・・・・・・・・・・・

といったバリエーション豊かな質問に、

あっ!そうか!

と気づくことがポロポロ出てくる。

課長として、

自分の課のことを、

部下をのことを、

考えて考え抜いてきたというのは「つもり」であって、

実は、

考えてきたんじゃなくて、悩んできただけだったと。

そして、

何から何まで全部、じゃなくて、

重要度の高いものを頭の中で順番づけして取り組んでみること、

その方法は決して一つなんかじゃなくて、複数あるんだということ。

ああしなさい、こうしなさい、それはこういうことだから

というようなコンサル的な指導ではなくて、

質問によって自分を見つめ直すことで

自分を取り巻く環境を冷静に把握し(もう一度見直して)、

山ほどあると思っていた課題を、優先度をつけながら分類していく。

それはあくまでも、自発的な行動に結びつけることが目的だということ。

「じゃぁ僕は、このことからやってみるか」

そんなやる気が出たセッション、とても貴重な機会でした。

 

それからどのくらいの時間が経ったでしょうか

急激な良化はありませんでしたが、

僕自身が大きく変わるきっかけを得たことで

部下への接し方が大きく変わったことは間違いありません。

課のチームワーク力が養成されて、

結果として課の業績も向上したのも事実です。

 

グルグルの渦の中にいるだけだと現状の正しい把握は難しい。

立ち止まる時間を確保し、

できたら適切なアプローチによって頭と心を整理できるコーチがいれば

自分の良化は劇的に進みます。

皆さんも是非、コーチングをご体験ください。

きっと、今までよりも良い人生が始まります。

 

お問い合わせはお気軽に

bravo@k-sogo.jp
では、また。

 

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