【研修講師向け】効果を上げる鉄則

皆さん、こんにちは!

顧問先も含め、
その他の企業・団体からの新年度研修プログラム提案も
大詰めを迎えています

何事も同じでしょうが、
社員研修にも
お金と時間をかけるのですから
求めるのは「効果」ですよね

効果を上げる研修とは・・・?

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効果を上げる鉄則は
「2つ」です
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結論から・・・

研修の効果を上げるには
1.研修プログラム、進め方(講師側の工夫によるレベルアップ)
2.受講者が現場で実践できる「しくみ化」(会社側の受け皿の整備)
の2つが鉄則です

私のような研修講師は
クライアントに「効果がない」と評価されたら
それで、オ・シ・マ・イ

いくら年間の顧問契約をしていても
次の契約はないし、
ましてや単発オファーの研修先からの評価が低ければ
1発でさよなら、です

「効果」は何で図るのか・・・

決まってますよね
それは
「社内(現場)における受講後の良化」です!

良化しているかどうかの評価には
数値に現れる客観的評価もあるでしょうし
態度や姿勢といった面への感情的評価もあるでしょう

いずれにしても
研修を企画する側(私の場合はクライアント側)の評価が
すべてなわけです

以前と違って
「こういう研修を受けとくといい」というような
「いずれプラスになるかも」的な研修には
もう意味はないですからね

すぐに効果が出る研修(があれば、それは一番いい)
または
効果はまだ見えなくても
効果(良化)に向けての具体的行動が確認できる研修

研修の効果を計るには
これしかないでしょうね

1.研修プログラム、進め方(講師側の工夫によるレベルアップ)
講師には
研修をどのように組み立てれば
受講者の研修参加意欲を高められるか・・・
これが求められるのは当然のこと

私の研修では
参加意欲を高めるために、
受講者の興味・関心を高める要素を取り入れたり
質問を多く繰り出すことによって
受講者が考える時間を多くしたり、
データの分析をさせるワークをさせたり、
画像や映像を用いたり
といった工夫によって
受講者を研修に巻き込み、
研修の訴求点がより強く印象深く伝わることを第一にしています

そして
これと同じくらい(もしかしたら、それ以上に)大事なことが

2.受講者が現場で実践できる「しくみ化」(会社側の受け皿の整備)
です

私は
学びは、研修だけでは完結できない
と定義づけています

仕事をするうえで必要な知識やノウハウといったもの、
また
それを現場で実践する方法・手段については
研修で「知識として」得ることができます

しかし
「知識」を「身につける(自分のものにする)」には
行動・実践しかありません

その行動と実践の場が
現場(職場)となるわけですから、
研修の受け皿として
会社側の体制を整備することも重要なのです

その取り組み(体制の整備)まで講師が関われれば
(関わりの深さや度合いに違いはありますが)
効果は間違いなく上がります

私は
そうやって効果の上がる研修を実践しています

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「教えっぱなし」が
講師にとっては楽だけど(笑)
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効果まで責任を持たずに
登壇して自分の知識や考えを話して
方法を教えるだけなら
講師業は楽です(笑)

ま、
それで稼いでいる人は「カリスマ」なんでしょうけどね

研修後の
受講された方たちの行動や実践を良化するには
「自動化」はできません


「しくみ化」はできます

その「しくみ化」を進めるためには
企業や組織の特性をよく知ることが必要だと思っています

どこ(の会社や組織)にでも通用する方法なんて
ないはずです

新しいクライアントさんだと
「なんで講師がそこまで介入してくるの?」
と拒絶反応を示すところもありますが、
そこは辛抱強く、
「お役に立つために」の姿勢で
クライアントとの信頼関係を築いていかなければなりません

それがうまく回り出すと
「先生、これどうしたらいいでしょうか?」
という相談が増えてくる

相談に対しては
一般論に終始せずに
「貴社の場合は、こういうやり方が合うのではないでしょうか」
と、やり取りを進めていく

つまり
研修を企画する部署と講師の協働作業体制ができる

こうなると
両者の間に「共通言語」が介在するようになりますから
クライアントの期待や望みも把握しやすくなるし
こちらの考えも理解してもらいやすくなる

そこまで関係を築くことで
クライアントとの良好な関係が安定します

確かにそれはカンタンなことではありませんが
私たち講師のミッションは
研修のために登壇することではなく、
研修を受けた方々が、
その後の仕事や生き方に活かせる(実践できる)こと
だと考えています

同業の講師の皆さん
共に頑張りましょうね!

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