【アスリートコーチング】リソース-1

コーチングの新規クライアントや
体験セッションの募集を
あまり積極的にしていなかった昨年の秋、
ある方からの要請で
某アスリートのセッションをすることになりました

技術力アップと精神面の安定を目的に
スポーチコーチをつける例がありますよね
(大坂なおみさんも新しいコーチをつけたように)

また一部に、
コーチに競技経験がなくても
フィジカルではなくメンタル面に限ってサポートしているのが
コーチ同業者の中にいます

でも
スポーツが特に好きなわけでもないし
スポーツを楽しむ習慣もない私には
アスリートのコーチングは、他人事でした

クライアントが特定されるような詳しい情報はお伝えできませんが、
昨年10月に初セッションを行い
これまで継続的にサポートをさせてもらっているこの方は
その競技においては優秀なプレイヤーとして有名な方(なんだそうです(-_-;))

でも
年齢的に引退を意識する段階に入ってきた・・・

コーチングを受ける目的は
「引退後のセカンドキャリアを整理して、明確な未来を描きたい」
でした

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アスリートの世界では
現役引退年齢の平均は29.5才!
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昨年末から今年にかけて
スポーツ界では
多くの著名なアスリートたちの現役引退が相次ぎましたね

女子レスリングの吉田沙保里さん
大相撲の希勢の里さん
そのほかにも
プロ野球選手やプロサッカー選手などの引退の報は
マスコミでも大きく取りあげられました

スポーツ界について
いろいろと資料を探したり取り寄せたりして調べてみると
アスリートの引退平均年齢は29.5才なんですね!

まぁ平均ですから
40才を超えても現役で活躍するアスリートもいれば
20代前半で引退してしまう人もいるのでしょうけど
30才前後で引退を決意する(または引退を勧告される)ケースが
一番多いようです

アスリートの引退後に
どんな人生を送っているのかなど
これまで考えることもありませんでしたが、
これも調べてみると、驚きの内容でした。

なぜ、驚いたのか?

それは
企業チームでもプロチームでも
現役時代にそれなりに活躍した経験をもつアスリートなら
チームや
その競技の協会に所属して
引退後も指導者としての道が用意されているのだろうと思っていたからです

これは私だけの認識不足なのかもしれませんが・・・

今、サポートさせてもらってるアスリートたちは
「そんなの、ごくごく一部の選手だけです」といいます

それでも、
企業(いわゆる実業団)チームに所属するアスリートは
その企業の社員(扱い)ですから
競技選手としての引退後も
その会社に残ることはできるようです

ところが
「なら、いいんじゃないの?」
と思うのは、どうやら違うようです

引退したアスリートの多くの引退後の悩みは・・・

「現役時代、午前は会社で仕事をして
午後から夜は練習の毎日だった」
「きつかったけど
自分が好きなスポーツをしている時間は
一番楽しかった」

そして
「引退して練習がなくなってしまうと
その会社で、それまでの仕事を続けるのが苦痛になってしまった・・・」

そんな話があちらこちらから聞こえてるそうです
引退したら
「はい、次は仕事をバリバリやるぞ!」というように
単純にはいかないケースばかりなようです

いわゆる
競技ロス・・・(なのでしょうか)

プロアスリートにしても
企業チームのアスリートにしても
セカンドキャリアとして
「就職」(または転職)というのが
実に大きな悩みのタネになっていることは
間違いなさそうです

こうした引退アスリートと企業をつなぐ
マッチングサービス業界も活発ですが、
そう簡単には結果を出せていない

その理由の一つは「企業側」で
「採用後にどんな仕事をさせていいか見当もつかない」
というもの

もう一つは「本人側」で
「自分は小さいころからスポーツしかやってない
スポーツバカだから
一般企業に就職できるほどの能力はない」
というもの

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アスリートには
下手な若手よりも能力がある
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ま、
上の写真のように跳べる元アスリートばかりじゃないにしても(笑)

社会で生きていくには
ある程度の「社会性」が求められます

この社会性を
◎目標達成に向かう力
◎課題・問題を発見して改善・解決しようとする力
◎簡単に妥協せずに諦めない心の強さ
◎他との協力関係を築く力
と定義づけるなら
アスリートはその競技人生において
極めて高いレベルで習熟してきたと私は考えます

そして
これこそが
アスリートの持つ最大のリソース!!

それも
小学校(またはそれ以前)くらいから
引退の30才前後まで
一つのこと(競技)に徹底的に取り組んできたことは
高く評価すべきことであって
企業側にとっては採用すべきありがたい存在になるでしょう

ところが
その強力なリソースがあることに
本人は気づいていない

仕事内容なんて
一部の特殊な知識や技術が求められるものでない限り、
モチベーションを高くもつ人にとっては
就職後にどうにでもなるでしょう

また
「自分は競技しかやってきてないから」と
自分に自信が持てない引退間近のアスリートには
(今回、縁あってサポートさせてもらってる4名の方にしているように)
自分のリソース(資源)を徹底的に理解してもらうことで
少しずつ、
スポーツ界以外の社会への不安感を解消してもらえるように
セッションによるコーチングを進めています

私にとってのミッションは
自分のリソースに気づいてもらうこと、
そして
考えてもらうことで頭の中を整理して
「ありたい自分」を描いてもらうこと

コーチとして
それが役に立てるということでしょうから

今サポートしているアスリートの皆さん、
少しずつではありますが
確実に良く変わってきています

オリンピックや国際大会はもちろんのこと、
地域スポーツの振興は
国民の生きがいややりがいを醸成するものですし、
ある意味で「国力の一つ」とも言えます

スポーツを頑張っても
引退後に仕事がない(見つからない)というのでは
将来、スポーツで頑張りたいと思う子どもたちもいなくなってしまう

これから先、
人口減とともにスポーツ人口も減ってしまい、
結果、国力も下がるということは
何としてでも避けたいことだと思っています

続きは、また

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