前回は
コーチングが機能する領域と機能しない領域、
指示命令やティーチングとの役割の違い、
そして
コーチとしての自分が常に念頭に置いていること
をお話させていただきました
コーチング(その2)
https://k-sogo.jp/blog/archives/1909
今回は
コーチングを受けてみようかな?
と私の元に連絡をいただく方に多く見られる(ほとんどがそうかも)
「頭ではわかっているんだけど、変われない」
というケースについて一緒に考えてみたいと思います
他人に決められた目標には
心を動かされない
自分の現状に完全満足している人などいなくて
誰にでも
「もっと~~したい」
「自分を変えたい」
という面はあるものです
その「在りたい状態・姿」の実現については
・「~~だったらいいな」という夢や憧れのレベル(Hope to~)
・「~~しなければならない」という義務のレベル(Have to~)
・「~~したい」という達成欲のレベル(Want to~)
に分類することができます
これと、
「頭ではわかっているのだけど、行動できない(変われない)」
の関係について考えると、
「~~だったらいいな」は
目標とする状態(姿)が明確に描けていないから動けない状態
また、
「~~しなければならない」は
「頭ではわかっている」と考えながらも
本心では納得しきれていないから動けない状態と考えられます
ただし、
自分の目標を達成するために
・目標と現状を明確にしなければならない とか
・そのために自分の思考と行動を変えなければならない
のように、
義務というよりも、自分に課していく意味での「しなければならない」は
これとは別でしょう
コーチングでは
目標と現状を明確化しなければ、
そのために思考と行動を変えていかなければのHave toを
「~~したい」のWant toに引き寄せていく作業が必要だと考えています
自分の内側に芽生える「~~したい」は
良い変化を起こす思考と行動の原動力になりますからね
対話を通して
「自分はどう在りたいのか」を明確に描くのは
自分で考えて決めた(見つけた)ことですから
自己決定感を満足させることにつながります
私たちは
自分以外の誰かに決められた目標には心を動かしにくく
行動も起こせません
自分で決めたことを目指すことで
ドーパミンが増えだす
↓
はじめの一歩を踏み出せる
↓
自分の内側に変化を実感できる
↓
成長体験となり自信が生まれる
↓
ドーパミンが増える
↓
もっと行動する・・・
というプラスのサイクルが徐々に身についていきます
だから
Hope toでもhave toでもなく
Want toを大切にしたいのです
あなたのWant to はどんな状態(姿)なのでしょう?
ぼんやりと、ではなくて
より明確に、具体的に描くことが大切ですね
続きはまた次回ということで